スタッフブログ
2025年12月12日 金曜日
深く、丁寧に、確かに。施術の質を育てる大切な時間
こんにちは、龍虎道鍼灸院 関根です。
毎月通っている脈診の臨床研修会に、今月も参加してきました。
もう4年以上通っているこの勉強会。
日々の臨床と学びを重ねる中で、毎回新しい気づきがあるのが、この研修の面白さです。
今回も、そんな気づきのある場面がありました。
講師の先生に、私の診断をチェックしていただいていたときのこと。
「陽経の脈はどう?」と尋ねられ、もう一度脈に触れてみた瞬間、
「あ…見落としていた」と気づきました。
しっかり診ていた“つもり”だったのに、大切な情報を拾いきれていなかった。
そのことに気づいたとき、少しへこみました。
でも、主証はきちんと捉えられていて、脈状も合っていた。
それは、これまで積み重ねてきた学びと、日々の臨床の中で自然と身についた感覚。
「これくらいはできて当然」と思えるくらいには、経験を重ねてきたんだなと、静かに確認できた瞬間でした。
脈診は、ただ脈を感じるだけではなく、
その奥にある“からだの声”を聴くようなもの。
今回の学びを通して、「見ているつもり」ではなく「細部に至るまで丁寧に診る」ことの大切さを、改めて実感しました。
こうして定期的に自分の感覚を見直し、磨き続ける時間があるからこそ、
日々の施術も少しずつ深まり、より丁寧に、より確かに、みなさんの体と向き合えるようになると感じています。
龍虎道鍼灸院の施術が、これからも静かに進化していけるように。
これからも、学びを重ねてまいります。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました☺️
寒さが深まる季節、どうぞご自愛くださいませ。
関根
